会長就任にあたりまして

日本ミドルボート協会
会長 津田 徹

 就任にあたりまして、歴史を振り返りながら、ミドルボートを楽しむ気持ちをひとつにして、次のステップに向かえるよう、ご挨拶を申し上げます。

 これまで、関東と関西、東海と分散してミドルボート選手権が開催され、全日本大会は不定期で開催されてきましたが、2011年に関西水域が中心になって全日本選手権が西宮で開催されました。2012年、13年は蒲郡にて東海ミドルボートクラブが主管をつとめ、2013年より私共のWindwardチームも参加して参りました。その後、洲本→蒲郡→西宮→蒲郡→西宮と田中、永松会長及び各海域のホスピタリテイ溢れる大成功となりました。木原会長、石渡大会実行委員長の熱意により、2019年初めての関東での全日本開催となり、真の意味での全国選手権大会へと成長して参りました。

 2018年に公益財団法人日本セーリング連盟(JSAF)特別加盟団体として設立された日本ミドルボート協会は、石渡前会長のご努力により、公平にミドルボートクラスを定義づけ、ルールを策定し、開催地を決定する全国的組織となり、日本での公式なミドルボートクラスの拠り所となりました。 2020年、2021年は、コロナ禍で残念ながら全国大会を中止せざるを得なくなり、2022年には和歌山にて開催となり、関西ミドルボート協会の企画により、コロナ後を予想させる会となりました。

 全⻑が7.9m以上11m未満の日本独特のミドルボートレンジとはいえ、キールボートレースでの競技人口が一番多いのがミドルボートであります。現在は関東・東海・関⻄・九州海域会員が中心で、40名に満たない会員数ですが、ミドルボート定義を満していれば日本国中のオーナーが入会可能です。九州の辺境の地からの新会長であることを活かして、レースだけでなく、ミドルボートクラスの会員のご参加をお待ちしております。周りの方々にも呼びかけいただき、日本ミドルボート協会をJSAFナンバーワンの艇種別団体にしていきましょう。

 今回の新体制では、副会長を関東水域から臼田真人氏、関西水域から川崎望氏にお願いし、監事に外山昌一氏、平松隆氏、臼田事務局長の敏腕に頼りながら、石渡前会長には顧問をお願いして、理事・会員の皆様と更なる発展を目指してまいりたいと存じます。


何卒よろしくお願いいたします。